トレカ天気

主に遊戯王、ポケカ、その他カードゲームに関する考察等を投稿します。
相場もたまにはあがる・・・かも。 動画もよければ見てください。→ トレカ天気ch -YOUTUBE

タグ:電脳堺

こんにちは、らいふです。

最近、急激に電脳堺が話題になっていますね。

使い続けてきた身としてはなんだか嬉しいような違うような複雑な気分ですがw
今回は、
話題の電脳境は実際のところどのくらいの確率でVFDをおけるのか
を計算しました。

■構築
電脳堺テンプレ

最近、「テンプレ」といわれている40枚です。
(EXは個性があるので無視)
この構築を基準として確率を計算しました。

■計算手順
細かい箇所は割愛しますが、主に下記の順で計算しました。

  1. 電脳堺パーツのみの場合のVFD率
  2. 緊急テレポート2枚を加えた場合のVFD率
  3. さらに強欲で貪欲な壺を3枚加えた場合のVFD率
  4. 強欲で貪欲な壺の代わりに金満で謙虚な壺を加えた場合のVFD率
なお、この確率計算では、初動VFDがたたないものはすべて「手札事故」と呼ぶことにします。
(仙々+朱雀だけとかでは現代遊戯王は生き残れない)

■確率計算に関する参考
初動2枚が手札にくる確率は、過去に計算したことがあり、
その計算を応用しました。


で、さらに、初動2枚の中でもどの組み合わせならば事故らないかを検証しました。


その他、強欲で貪欲な壺で必要なカードが飛ぶ確率の計算や、


金満で謙虚な壺で必要なカードがひける確率の計算も確立済み。


この辺で使った計算方法を随時適用しました。

最終的な事故率を求めるときに、仮定によって結果が変わってくる部分もありますので、
数値は参考程度だと認識してください。


以上をご了承の上、結果をみてください。

■計算結果
うるせー!早く結果教えろや!
って声が聞こえそうです。
結果は下記の通り。

玄武なし と 玄武ありでの事故率の比較

新規の玄武ありとなしでそれぞれ比較しています。

<電脳堺のみ>
玄武をいれようがいれまいが事故率40%程度です。
マッチで勝つためには最低2回はVFDをたてる必要がありますが、
サポートカードなしではマッチを勝ち抜くのは難しそうです。

<緊急テレポートを追加>
玄武なしの場合は少し事故率が上がっているくらいです。
これは、玄武がないときの組み合わせで事故となる場合が多いためです。
玄武をいれて事故となる組み合わせを減らせば、ちゃんと事故率は低下しています。

<さらに強欲で貪欲な壺を追加>
玄武なしなら35%、玄武ありなら30%程度となっており、
ようやくこの辺から実践ラインと言えるでしょう。
壺はやはりいれるべきなんですね。

<代わりに金満で謙虚な壺>
3枚のみめくるという前提で計算していますが、
それでもやはりこのカードは非常に強力で、
玄武がある場合の事故率が30%を切ってきます。
ただ、強欲で貪欲な壺との差は、手札が1枚増えるかどうかですね。

なんとなくですが、体感の事故率とだいたいあっている気がします。

■考察

壺の採用をどちらにするかは、どっちが正解ともいえないレベルかと思います。

実数値でいえば、
  • 強欲で貪欲な壺:24.3%
  • 金満で謙虚な壺:22.9%

※2020/11/17 数字を再計算

となっており、結構僅差ではありますが、この1.4%の差をどうみるかは個人差があると思います。
個人的には、
  • 強欲で貪欲な壺で必要カードがとぶ確率は低い
  • 手札が1枚増える
  • 娘々で回収できる

という点から、強欲で貪欲な壺を採用しようかと思っています。
ただ、デッキリソースが非常に大事なので、そういう点から10枚除外はリスキーすぎるというのもあると思います。

■最後に
電脳堺の入賞が増えてきて、VFDは禁止にすべき!という声がたくさん聞こえてきますが、
使ってみると展開が通らないこともザラにあるし、VFDが立たない事故も結構あるので、
禁止はやりすぎじゃね?と思っているここ数日です。笑
まぁ、強いのは強いと思うけどね・・・。

■補足
仮定としておいたものをつらつらとかいておきます。
同じ仮定でも結果が変わってきそうなところはありますが。
  • 強欲で貪欲な壺は先打ち
  • 3枚以上電脳堺をひいたら事故ではない(実際は同名3枚だと何もできないとかあるが組み合わせが多すぎて検証したくない)
  • 強欲で貪欲な壺の飛び方次第ではVFDへ行ける組み合わせが減る可能性があるが考慮しない。

など。そろそろプラグラム走らせないと厳しいかも。

■追記
上記の事故率の計算は妨害が何も飛んでこない前提でしたので、
手札誘発による妨害をどの程度の確率でくらうかも計算しました。

仮定として、
  • 2枚は初動パーツ
  • 残り3枚の手札に墓穴の指名者か抹殺の指名者を引き込んで妨害を防ぐ
  • 増殖するGは灰流うららで対策できるが、場合分けが面倒くさいので対策札は墓穴系のみ

という前提をおきます。
このとき、
  • 自分が墓穴系を引いておらず、かつ相手の手札に妨害札が1枚以上
  • 自分は墓穴系を1枚以上ひいているが、相手の手札の妨害札がそれよりも多い

場合の確率を計算しました。

妨害が発生する確率 と 相手のデッキの誘発枚数

横軸は、相手のデッキにある手札誘発系妨害の枚数です。
当然ですが、相手のデッキの手札誘発が増えるほど相手の妨害を受けやすくなります。

では、最初にあげたレシピのように
緊急テレポートを2、強欲で貪欲な壺を3採用している場合で、
相手の妨害を受ける確率を計算し、その結果から相手の妨害を受けずに(墓穴で対策して)展開できる可能性を計算すると、


妨害を受けずに展開を通せる率 と 相手のデッキの誘発枚数

こうなります。
今や基本セットとなる、灰流うらら3、増殖するG3の6枚セットは相手のデッキに入っているとすると、約43%の確率でしか気持ちよく展開できません。
(※強欲ど貪欲な壺で引き込む、チャージウォリアーやアーケティスで引き込むとかは考慮しない)
2回に1回は貫通札を引いていなきゃいけないことになります。
(初動3枚以上ってことですね)

この過程では増殖するGに対しするうららの場合を計算に入れていないので、実際の数値はもう少し高いとは思います。

このことを考慮して事故率を計算したいのですが、ここまでくると場合分けがすさまじいことになるので、自分のデッキの手札誘発の枚数の参考にでも。

こんにちは。未だに寝るときは半袖半ズボンならいふです。

2020-10-31発売の新弾で電脳堺門-玄武が発売されましたね。
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効果は下記の通り。



このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:自分フィールドに他の「電脳堺門」カードが存在する場合、自分・相手のバトルフェイズに、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの表示形式を変更する

②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「電脳堺」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。その後、手札を1枚選んで墓地へ送る。

①に関しては「玄武」というだけあって、戦闘破壊から守ってくれそうな効果ですね。
甲々の戦闘耐性と結びつくところがあります。
card100204575_1
個人的には、あり!!!だったので、早速発売日にショップへ行って、
ショウケース!・・・・ない。
じゃぁ、タブレットで検索!・・・・ない。
店員さんに聞くと、
「あ~、それねw裏から持ってきますよ」
とのこと。

まぁ、使わない人からしたらよくわからんカードなんでしょう。
しかし、このカードの強さは大きく2つあると思います。

①現環境におけるワンキル力の向上
環境にエルドリッチがはびこっている今、多くの場合において守備表示でモンスターがたっています。(エルドリッチ、ワッケーロなど)
そのため、なかなか8000を切ることが難しく、また、VFDを立てたとしてもエルドリッチにはそれほど効きません(仙々はまだマシだが)。
そんな環境の中、この玄武でワッケーロなどを縦向きにすることでLPを取りに行けます!
そして、破壊耐性をもったエルドリッチへの対策として、
武でエルドリッチを攻撃表示にし、ビヨンドザホープで打点を0にして、
ファイナルシグマをたててワンキルしにいく
ことが可能になりました。

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card100168047_1

相手の盤面をはがすためのカードは、基本的には対象をとって破壊するカードばかりだったので、
戦闘で突破できるようになったことは大きな変化です。
(それでも厳しいのは変わりない)

②展開力の向上
玄武を入れることによって、一部の展開で上振れが起こるようになりました。
主に、麟々です。

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具体的に、展開結果がどのように変わったかは下記の画像のとおりです。
初動2枚の組み合わせでどこまでいけるかを検証しました。

まず、これは玄武が入っていない場合です。

玄武なし
そしてこれが玄武を入れた場合です。

玄武ありA
※2020/11/17に画像差し替え

仙々+朱雀にしかならなかった組み合わせがVFD+朱雀に変わったり、
何もできなかった部分が仙々だけでも立つようになりました。
展開ルートは、下記にアップしてあります。



展開の中で玄武を使うと上振れる、というのもほとんどなく、
朱雀を優先して墓地送りすることになります。
朱雀の代わりに玄武を墓地送りして同じ盤面をつくることができるルートもたくさんありますが、
玄武の蘇生効果は手札を1枚墓地へ送る必要があるので基本的には朱雀の方が得です。

以上の、

①エルドリッチへの回答が一つ増えた
②展開の上振れがちょっとだけ起きるようになった

という点から、玄武はデッキに1枚入れるが最適解であると個人的には思っています。

また、玄武を使うならビヨンド+ファイナルシグマをいれたほうが有効的に使えるので、
今の構築は下記の通りとしています。
(サイドは無視してください)
IMG_2915

残る電脳堺門とXモンスターは白虎ですね。

青龍:Xモンスター→効果無効 魔法→対象効果無効
朱雀:Xモンスター→対象除外 罠→対象破壊
玄武:Xモンスター→戦闘耐性 罠→対象表示形式変更

ときているので、白虎は手札へ干渉するカードでしょうか。
Xモンスター→ハンデス 魔法→マリガン
とかになりそうですね。

いずれにせよ楽しみです。

次回は、今回の展開ルート表をもとに、
玄武ありなしで事故率はどの程度変わるかをもうちょっと詳細に「科学」していこうと思います。

ではでは。

こんにちは。らいふです。

またもや電脳堺でがもよんCUPに参加してきましたのでそのレポです。
前回のレポはこちら。



今回は2人チーム制でした。
相方はこのブログのライターでもあるいわけーさん。



結果の方から先に書いておくと、予選を突破しましたが、
決勝リーグでほとんど勝つことができず、4位でした。


■構築とポイント
今回の構築は下記。

Ekm309XUUAEB8ik

前回の構築との大きな違いは、

①強欲で貪欲な壺を採用
②電脳堺門ー青龍を3枚

にしたことです。
それらの理由を下記に記載していきます。

①強欲で貪欲な壺

強欲で貪欲な壺は、最近の入賞レシピを見てもほとんど入っています。

電脳堺は、手札の数=展開数といっても過言ではないので、
手札は可能な限り増やしたいところです。

しかし、このカードにはかなり大きなデメリットがあります。
デッキの朱雀と青龍がすべて飛んでしまうと展開が一気に苦しくなり、
どうあがいても負けてしまうということです。
そういう理由から採用は見送っていたのですが、以下の理由から、
積極的に採用する方針に切り替えました。

・娘々の真の強さ
恥ずかしながら娘々の効果を完全に理解できていなかったのですが、
娘々の除外をデッキに戻す効果って、裏側の除外カードも戻せるんですね・・・。

EkWW2UdUYAAs6RV
EkWW2UfVcAEV1ju
EkWW2VEUcAECZ3Q
ついでに仙々の効果も確認していますが。笑

つまり、青龍と朱雀が飛びきってしまっても、
娘々を除外できればデッキに戻して展開をすることができるということです。

そのために、緊急テレポートを積極的に採用しました。
エンドフェイズに除外されるというデメリットが、
このカードの場合はプラスに働くというメリットに変わります。
実際、強欲で貪欲な壺で飛んだカードを裏側のまま戻すこともありましたので、
狙い通りでした。

・強欲で貪欲な壺で飛ぶことは恐れなくていい
これも自分で確率計算しておきながらすっかり忘れていたのですが、
強欲で貪欲な壺で必要なカードがすべてとんでいく確率はかなり低いということです。



40枚構築の場合、強欲で貪欲な壺を使っても必要なカードが少なくとも1枚以上デッキに残る確率は、
c46db548-s
このようになっています(青線)。1枚しかなくても70%以上の確率で残り、
2枚入れておけば90%以上の確率で残ります。

つまり、

強欲で貪欲な壺は恐れなくて良い!(ドン!)

ですね。すっかり忘れてました。
実際、必要なカードがすべて飛ぶということはなかったです。


②電脳堺門ー青龍を3枚
強欲で貪欲な壺で飛ぶことを恐れているというのもありますが、
このカードの効果を無効にする効果を積極的に使っていこうという姿勢です。

と、いうのも、特殊召喚を封じるミドラーシュがきついのはもちろんなんですが、
サンドラの存在も見て3枚にしました。
混沌領域を得たことで再び環境にはびこり始めたことで、
サーチ封じ&破壊耐性を超える手段を考えた結果の青龍です。

電脳堺はサーチしつつ展開し、
Sモンスターの効果で対象にとって破壊しつつ突破していくので、それを確実に通すためです。

結果的には大活躍してくれました。
しばらくは3枚にしてみようかと。

■大会結果レポ
予選
VS ドラグマシャドール 2-1
VS ドラゴンメイド 2-1
VS ドラグマ召喚獣 2-1
VS エルドリッチ 1-2
VS 十二獣 1-2
決勝
VS エルドリッチ 0-2
VS サンドラ 2-0
VS サンドラ 1-2

もう細かいことは書かなくてもいつものことですが、
VFDを置いた試合は勝って、おけなかった試合は負けている、ただそれだけです。笑

印象深かったのは、

・VFDをなんとか突破した!というところに2体目を出すと相手が絶望する
・ちょっと事故ってもブレイクソードで攻撃してアーゼウス押すとなんとかなる
・青龍でミドラーシュ、バグースカ、超雷竜の効果を無効にして突破する
・十二獣の初動も朱雀で楽に潰せる(負けましたが←)

というところです。

特に青龍と朱雀のように、テーマ内の魔法罠で効果無効とフリチェ破壊があるのはいいですね。
この強みは活かしていかなくてはいけないですね。

反省点としては、
「相変わらずエルドリッチに勝てない」
という点です。笑

仙々置いてたら勝ちやん!

とよく言われますが、

んなわけねーだろ!浅はかすぎだろ!

って感じます。笑

エルドリッチの手札効果で仙々が破壊されるのはもちろんですが、
コンキスタドールや手札誘発の枚数もあって、
展開がほとんど通りません。

そして無限とも感じるほどに湧いてくるリソース。
かなり絶望的です。笑

今回も勝てなかったよ・・・・。

■総評
相方も月光ということで、やはり公認大会とは違って、
非公認大会のような長期戦だと展開デッキの宿命である「事故との戦い」がメインとなりますね。
展開できたら勝ちなんです。当然ですが。
だから、展開型で優勝を狙うのはなかなか難しいな、というのを強く感じました。
次は何で出ようかなぁ。

こんにちは。
らいふです。

本日はがもよんCUPに参加し、電脳堺を使用して4位に入賞できたので、
デッキパーツのポイントやレポを書いていこうかと思います。

■デッキレシピ

メイン

サイドエクストラ

メインもエクストラもそれほど変わったカードはなく、
よくある電脳堺です。
先行ではVFD+仙々でロックし、後攻ではモンスター効果で相手盤面を荒らしつつダメージを与えて、
VFDかアーゼウスを出して構えます。

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61H-4ZoH-cL._AC_



■対戦レポ
1回戦 VSエルドリッチ 0-2
じゃんけんに負け、自分が展開しようとした時にガンマを受けて負け。
サイチェンするも特に入れ替えたカードを引けず、これまたガンマを当てられて負け。

2回戦 VSエルドリッチ 0-2
誘発マシマシ型のエルドリッチでした。
じゃんけんに負けるが相手もぐだる。しかし自分の展開に誘発が雨のように降ってきてリソース切れで負け。
サイチェンするもまたもや誘発が雨のように降ってきて負け。
エルドリッチは2戦とも展開させてもらえず。。。。

3回戦 VSドライトロン 2-1
じゃんけんは勝ち。VFD出して「光」って言って勝ち。
サイチェン後は相手のメイン1スキップ、メイン2スキップがとおってセットすらさせてもらえずそのまま負け。
そして先行。VFD出して「光」って言って勝ち。

4回戦 VSドラゴンメイド 2-0
じゃんけん負け。ただ相手が2回とも事故ってたので、
ほどほどに展開して勝ち。

5回戦 VSドラグマシャドール 2-0
じゃんけん負け。
しかし、相手のシャドールークにコズサイを当ててそのまま展開。VFD出して「闇」って言って勝ち。
サイチェン後。相手に次元障壁を使われるもエクシーズで伸ばしていってアーゼウス出してそのまま押し切って勝ち。

トーナメント
1回戦 VSドラグマシャドール 2-1
じゃんけん勝ち。
VFD出して「闇」って言って勝ち。
サイチェン後、シャドールークはコズサイで防ぐも、押し切られて負け。
3戦目。VFD出して「闇」って言って勝ち。

2回戦 VS召喚ドラグマ 0-2
じゃんけん負け。相手のパニッシュメントに初動を割られ続けて負け。
サイチェン後、先行展開で効果の発動忘れがあり、VFDを立てそこねる。
そのまま押し切られて負け。VFD立てて「光」っていっとけばおそらく勝ててたので、大きく反省。

3位決定戦 VSエルドリッチ 1-2
じゃんけん負け。展開しようとするも初動を潰されて負け。
サイチェンして、先行VFD+仙々で「光」って言って勝ち。
サイチェンして、初動を潰されて負け。

総評
結局は、VFD出して特定の属性を宣言できるか、もしくはアーゼウス残せるかの勝負。
そしてエルドリッチはVFDもそれほど効かないし、初動つぶしが強すぎるので永遠に勝てないと思われる。笑

■試合中に思っていた個別のカード感想
印象深かったカード。

・月の書
メインに一枚採用。
初動の対象となるカードに月の書を当てられたら止まるので、抹殺の指名者用。
あとはミドラーシュや十二獣にも。結局使うことも引くこともなかった。
(結局、ミドラーシュは1回も立てられなかったが)

・無限泡影
メインに1枚採用。
VFDの発動に対して飛んできた時用。
なお、VFDに無限泡影が飛んでくることは1回もなかった。

・コズミックサイクロン
メインに2枚。これはシャドール相手にめちゃくちゃ活躍していたので、
しばらくはメインに入れとけば良いかと感じた。
電脳の初動展開の中で、魔法罠を素引きしているととても安定する反面、
その魔法罠をどけられると結構苦しくなる。
抹殺でコズサイを宣言して防いだ盤面もあったので、より一層メインから必要。

・ビヨンド+ファイナルシグマ
3000打点を超えるのが苦しいようなデッキに対して使うつもり。
かつ、ビヨンド+ファイナルシグマで9000ワンキルをするつもりで投入しているが、
中速環境もあってか縦向きでモンスターがたっていることがほとんどなく、
ビヨンドすら立てないことが多かった。抜いてもいいかも。

・トリシューラ
対象耐性があるカードに対する回答として。
特に意識しているのはアストラム(今回は出会わなかった)。
万が一の枠として今後も入れとくほうがよさげ。

・トレミス
シャドール相手にとても活躍したと感じている1枚。
墓地のリソース回復もさることながら、墓地送りさせたくないときに使った。
仙々をたてておいて破壊効果を使えば墓地効果を防げるが、
トレミスでバウンスして殴ってアーゼウスにしたい盤面が多かったので今後も継続して採用。
51G0oPnUeNL._AC_


・アビススープラ
やぶ蛇から出てくるアルティメットファルコンへの回答用。
今回は羽根も引かなかったし、アルコンにも出会わなかったので使う機会なし。
とりあえず忍ばせとく枠。
612oy4gw1aL._AC_


・魔封じの芳香
ペンデュラムテーマやドラグマ関連に対して使うために持っていったが、
ペンデュラムテーマに出会わなかったし、ドラグマ関連に対してもっと入れたいカードが多いことに気がついたので、結局一度もデッキに入れず。
不採用候補筆頭。

・リブート
エルドリッチ相手打つつもりで入れたが、3マッチもやって1回もひけず。
使用感はわからない。

・冥王結界波
ミドラーシュへの回答にしたり、禁じられた一滴のコストがこのデッキではおもすぎるので、
理不尽な盤面への回答として用意していたが、引いていないのでなんともいえない。

・次元障壁
十二獣、シャドール、召喚獣へのメタはもちろん、自分の抹殺用にも採用。
サイチェン時に1枚だけ入れて相手から打たれるのをケアしたり。
今後も継続。

・ロンギヌス
たまに入れてみたりしたが、いつ打つねん・・・って感じだった。
正直、微妙枠。

・勅命
最強

■試合中に欲しくなったカード
・コーラルドラゴン
チューナーというのが扱いづらすぎて不採用としていたが、
破壊効果を使いたい盤面が何回かあったので採用を復活してもいいかも。
51UcaXd-MDL._AC_


・ブレイクソード
レベル3の非チューナーが並んで、ミステイクとか出てきた時に出したくなった。
かつ、手札に来てしまった青龍を墓地に送りたい場合もあった。
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ファイナル+ビヨンドギミックを埋めるならここ2枚か。
それ以外のEXのカードはそれぞれ活躍する場面が多かった。

■結論
初動2枚のデッキなので、やはり事故との戦いである。
対戦してくださった方、運営の方、ありがとうございました。


こんにちは。
最近、電脳が楽しすぎてそればっかり使っているらいふです。

電脳は最近CS等でもちらほらと入賞報告が上がってきたテーマで、
とにかく電脳を何かしら2枚は引かないと何もできない展開テーマです。
電脳モンスターや関連魔法をとにかく2種類以上はひけるように構築したい!!
と思い立ち、そこで、久々ですが今回も確率計算をして、参考にしてみることにしました。

今回は、

初動2枚のカードはどの程度の確率で初手5枚に揃うのか

という計算をまず一般的な範囲で行い、より詳細に詰めていって電脳堺のレシピの骨組みを作ることをゴールとします。
過去のいろいろな計算結果はこちら。











さて、過去記事も紹介したところで本編に入ります。

ここでいう「初動2枚」について念のため定義しておくと、
手札にそれぞれが最低でも1枚以上ずつあれば展開可能な札
のことを指すとします。

例えば月光でいうと、
月光彩雛と月光虎が手札にそれぞれ揃っていれば展開できる!
というような感じです。

card100043203_1
card100031425_1

と、いっても遊戯王は同じカードは3枚までしか入れられないので、
当然、40枚以上でデッキを組んで初手5枚にひくのはなかなか難しいのでは、となります。
そこで、擬似的に初動となるような、例えば、炎舞-「天璣」のようなサーチカードを入れることで初動の安定性を増したりします。

card100010185_1

じゃぁ、初動となるカードと、またそのサポートカードはどのくらいいれればいいのさ!?となります。

さらに、これも電脳の話になってしまいますが、
娘々、麟々、青龍のいずれかが2枚になっている構築なども見かけます。
3枚ずつ投入しているのが当然いいのですが、2枚にする構築が初動の揃う確率にどの程度影響するのかも気になったので、そういう場合も想定して計算して比較し、
確率的に最適な構築はどの程度かもみてみることにしました。


<今回の計算の仮定>
・デッキは40~60枚とする
・同名カードは3枚までとする
・初動2枚の1枚ずつがそれぞれ最低でも1枚以上ずつ揃うものを正とする
 (初動Aが1枚、初動Bが2枚等も正とする。しかし初動Aのみが2枚等は誤とする)
・初動のうち1種類のみ2枚や1枚のみの場合も計算する
 (例:娘々のみ2枚、1枚はテラフォーミングなので1枚しかない等)

では、早速ですが結果です。

■初動となるカードがすべて3枚である場合
全て3枚ずつ入っていて初動が揃う確率 と デッキの枚数
相変わらずグラフの軸が読みにくいですがご勘弁ください。
このグラフは、横軸がデッキ枚数、縦軸は先行5枚に初動2枚が揃う確率です。
各グラフの曲線は、初動となるカードの種類が2種類、3種類、4種類と増えていった場合の結果です。

例えば、デッキ枚数が40枚で初動となるカードが2種類しかない場合を考えてみると、
グラフの一番下にある曲線で横軸が40となっているところの縦軸の数値を拾います。
このときは、およそ10%程度です。
すなわち、10回やって1回くらいなら初手5枚のうちにそれぞれのカードが1枚以上揃います。
大会等でも、基本的には3回戦って勝敗を競いますから、お話にならないということがわかります。
3回戦って最低でも2回は揃えたいところなので、66%以上となるところを目安にしたいところです。
そうなると、初動は6種類以上でかつそれぞれが3枚ずつで72%程度です。
4種類もサポートカードがあるようなテーマ・・・となるとなかなか限られそうですね。
ただ、初動は特定のこのカードと何かしら通常召喚できるモンスターだ!とかなっていると、
また確率は変わってくるでしょうから、そういうときの事故率はこの数値を参考にはできません。

■初動となるカードのうち1種類のみ2枚
1種類のみ2枚で初動が揃う確率 と デッキの枚数
先述した電脳の枚数のような話です。
(娘々のみ2枚にするなど)
後半で比較しますが、全体として初動がすべて3枚のときと比較して全体の確率は落ちます。
(当たり前ですね)

■初動となるカードのうち1種類のみ1枚
1種類のみ1枚で初動が揃う確率 と デッキの枚数
たとえば、1種類はテラフォーミング!とかの場合です。
あとは増援とかも該当するでしょうか。
これも当然ですが、全体の確率は更に下がっています。

■それぞれの比較
デッキ枚数40での確率計算結果
ではそれぞれを比較しましょう。

今回は、代表例として40枚のデッキであるとし、そこで3つを比較します。
グラフのぱっと見の印象では、それぞれの確率はそれほど変わらないように感じますが、
マッチを想定したひとつの基準となっている確率66%近辺で見ていくと、

全種類3枚ずつ:6種類で71%程度
1種類のみ2枚:6種類で68%程度
1種類のみ1枚:6種類で63%程度

となっており、6種類のカードを採用しているときに、
1種類のみ1枚にしてしまうと66%を下回っていますね。
これは致命的となる可能性が出てきます。

また、種類を雑に増やせばいいというものでないこともこのグラフからわかります。
7種類くらいまではほぼ直線的に確率が増えていますが、
そこから傾きが緩やかになっていき、
9種類を超えてくるとほぼ誤差じゃないかというレベルになってきます。
そこまで初動を詰め込むとさすがにやりすぎなので、
だとしたら別のカードにデッキ枠をさく選択肢も見えてきます。

参考までに、60枚で比較したときの結果も貼っておきます。
デッキ枚数60での確率計算結果
デッキ枚数が60枚ともなると、やはり10種類程度では変曲点は出てきておらず、
ほぼ直線的に増えていきます。
これ以降の計算はやっていませんが、10種類程度を盛り込む余裕があるなら、
入れるだけ得するということが言えます。

■電脳堺の構築のお話
さて、ここからは電脳堺の構築の考察に入ります。

じゃぁ電脳の初動は何種類を何枚がいいのさ
です。

実際は麟々と老々の2枚では動けないじゃん!?とかの問題はあるのですが、
今回は簡単のためにそこは無視しましょう。

電脳カードで初動となりうるカードは7種類です。
娘々、瑞々、老々、麟々、青龍、豸々、九竜
ですね。(朱雀は罠カードなので初動とはカウントしません)

このときの確率の差は、

すべて3枚:83%程度
1種類のみ2枚:80%程度
1種類のみ1枚:76%

となっており、それぞれで66%の目安は超えていると言えます。
しかし、この数値をどう捉えるかですが、

80%=4/5
75%=3/4

だと考えると、80%を切るのは避けたくなるので、
どれかを1枚にするというのは体感事故率があがる気がします。

さらに。

電脳の多くの場合、この中で複数種類を2枚にすることが多いです。
(例:青龍は2枚でなおかつ娘々も2枚など)
というわけで、初動カードが7種類ある前提で更に計算を進めてみます。

2枚しか投入しない種類数を変えて、そのときの初動が揃う確率を計算しました。
結果は以下の通り。
初動7種類でデッキが40枚の場合

数値としては以下のとおりです。

2枚の種類 確率
0 83%程度
1 80%程度
2 76%程度
3 72%程度
4 69%程度
5 64%程度
6 60%程度
7 55%程度

これらの数値をどう捉えるかですが、
まずひとつの目安となる66%でいうと、5種類のカードを2枚投入にすると基準を超えてしまいます。まずそんな構築にすることはないでしょう。

そして個人的に次なる指標としている80%=4/5でいうと、
2種類を2枚にすると、その数値を下回ってきます。
今の私の構築は、青龍を2枚、麟々を2枚にしていたので、
揃う確率は76%=3/4程度となり、
4回やれば1回は事故ります。
早急に麟々を追加しようと思います。


これは計算上の話なので、もちろん上振れや下振れはありますが、
個人的には数値が出ると、デッキ構築時もとても安心できます。

過去の科学する遊戯王の記事も含めると、
今後の私の電脳の構築は以下の方針となります。

・電脳の事故を1/5程度まで下げるために2枚とするのは1種類のみ
・相手の展開に対して墓穴や抹殺を超えてもう1枚手札誘発をとばすため手札誘発は10枚以上

電脳パーツ:3枚✕6+2枚=20枚
手札誘発:10枚
墓穴+抹殺:6枚
計:36枚

デッキ枚数を40枚以上にするために、残りの4枚の枠に、電脳堺門-朱雀含めたサポートカードを入れる必要があります。電脳堺門は最低でも2枚はほしいパーツです。

そうなると残り2枠。
一般的には緊急テレポートおろかな副葬となりますが。
どちらも初動になるカードです。

考えられる選択肢は、

A.40枚構築で、上記の38枚+サポート2枚:初動8種類(内、2枚のカードは2種類)
B.42枚構築で、上記の38枚+サポート4枚:初動9種類(内、2枚のカードは3種類)
C,43枚構築で、上記の38枚+サポート4枚:初動9種類(内、2枚のカードは2種類)

だと考えるので、これらの計算結果で比較するのがよいかと思います。
(緊急テレポートは準制限なので確定で2枚)

これらの確率を計算すると、
A:初動8種類の40枚構築=86%程度
B.初動9種類の42枚構築=88%程度
C.初動9種類の43枚構築=89%程度
となります。

メインデッキの枚数が増えると、手札誘発の必要枚数が変化してきますが、
事故るよりはましだとしましょう。

この数値も捉え方は人それぞれでしょうが、
私としてはBもCも誤差レベル、Aに関しても85%超えているなら優秀なのでは?
と感じます。
よって、A:初動8種類の40枚構築を基本として採用しようと思います。

禁じられた一滴など他のパーツも入れることを考慮しても、

初動が8種類の場合は・・・
メイン枚数 確率
40 86%程度
41 84%程度
42 83%程度
43 81%程度
44 80%程度(79.9%程度)

となっているので、追加で3枚までなら許容できそうです。
(この辺は運用しながら調整って感じでしょうが)

ようやく電脳デッキの最終構想が決定しました。

電脳パーツ:3枚✕6+2枚=20枚
手札誘発:10枚
墓穴+抹殺:6枚
電脳堺門-朱雀:2枚
おろかな副葬or緊急テレポート:2枚
禁じられた一滴他:~3枚
計:40~43枚


しばらくはこれで構築してみて様子を見ることにします。

長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。

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