こんにちは。
相変わらずの猛暑で外に出るのが嫌すぎるらいふです。
現在実施されている全国統一OCG検定の検定は受けたでしょうか。
ルールのおさらいも兼ねて、受けてみてもいいかもしれません。
さて。
私の成績は、基礎問題は全問正解。応用問題は1問だけ不正解。
という感じでした。
自分の回答の正誤を確認することはできないのですが、
間違えた問題はおそらくこれだろうという見当はついており、
それの正しい回答はわかったのですが、
・・・・・・なんで???となりました。
友人とも相談していたのですが、
たぶんこうなんじゃない?というひとつの解釈が得られました。
その中でひとつのキーワードになったのが「スペルスピード」だったので、
今回はそんなお話。
(前置きが長くなりましたすみません)
■スペルスピード
遊戯王のルールをちゃんと覚えようとすると、
必ず遭遇する単語です。
カードの発動にチェーンできるのは、スペルスピードがそれ以上でなければいけないというやつ。
定義?的には、
スペルスピード:全ての発動する効果にはスペルスピードが設定され、そのカードがどの効果にチェーンして発動できるのかが決められている。
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
基礎っちゃ基礎ですが、普段あまり意識せず、実際のカードで覚えてますよね。
「速攻魔法ならチェーンできる」「罠ならチェーンできる」
「手札誘発はチェーンできる」「無効にするモンスター効果はチェーンできる」
「カウンター罠にはカウンターしかチェーンできない」的な。
実際に、それぞれのスペルスピードを答えることはできるでしょうか。
スペルスピード1
・通常魔法 ・装備魔法 ・フィールド魔法 ・永続魔法
・儀式魔法 ・ペンデュラム効果 ・誘発即時以外のモンスター効果
スペルスピード2
・速攻魔法 ・通常罠 ・永続罠 ・モンスターの誘発即時効果
スペルスピード3
・カウンター罠
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
となっています。
(ちなみにですが、墓地で除外して発動する魔法カードの効果は、たとえ速攻魔法だろうとスペルスピードは1だそうです。罠カードの場合は2ですが。なんかこれも不思議)
この中でよくわかんねーな!??
ってなるのはやはり、モンスターの誘発効果と誘発即時効果の違いです。
誘発効果:その効果に記載された特定のタイミングで発動する効果は誘発効果である
誘発即時効果:特定のタイミングであれば相手ターンでも優先権を得ている時に発動できる効果は誘発即時効果である。
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
まぁ~~~これだけだとぶっちゃけよくわからんです。笑
誘発即時効果に関して続きがあります。
誘発即時効果に分類される効果は、基本的に以下のものである。
・『この効果は相手ターンでも発動できる。』など、相手のターンで任意に発動できる効果
・カードの発動や効果の発動を無効にする効果
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
この補足が入ると、これは誘発効果だな、とか、誘発即時効果だなと判別できるヒントになります。
が、基本的にはカードデータベースで確認しましょう。
さて、基本的なルールの確認ができたところで、誘発効果について思い返すと。
誘発効果なのになんかスペルスピード2のように扱うカードが存在します。
例えば、オルターガイスト・マルチフェイカー。

私の大好きなカードの一つです。
この中の、
①:自分が罠カードを発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
の効果はカードデータベースにもあるように、「誘発効果」です。
しかし、発動するタイミングはカードの効果処理後ですね。
(神の宣告等を発動し、無効破壊の処理をした直後)
処理後のタイミングでは、クイックエフェクト=スペルスピード2以上のカードしか発動できないのですが、マルチフェイカーは効果を発動できます。
誘発効果なのでスペルスピードは1なのに。。。
しかもそれだけじゃないんです。
以前に疑問に思ってKONAMIに確認したことがあるのですが、
罠カードを発動して、その処理後のタイミングで、
サイクロン→サイクロン→サイクロン→マルチフェイカー
とチェーンして発動することもできるそうです。
スペルスピード的には意味不明な感じですが、KONAMIの回答いわく、
「そういうカードだから」だそうです。
ということで、こういうカードの誘発効果は、
なんだか不思議だな~とか、腑に落ちない裁定であることがあります。
そういうカードを使用する場合は、裁定は確認しておきたいものです。
※ここからは夏のOCG検定の問題のネタバレを含みます。
受験するつもりで、未受検の人はブラウザバック推奨。
先に問題に挑戦してみましょう!
さて、スペルスピードと誘発効果について確認した上で話を戻しますと、
OCG検定で出た問題の話です。
もちろん詳細な文章は覚えていないのですが、
自分フィールドに希望皇ホープが存在しており、
自分のホープが攻撃宣言をした。
ここで、自分は宣言時に何も発動しなかったので、
相手は次元幽閉を発動した。
これに対して、希望皇ホープ攻撃無効効果は発動できるか、
また発動できた場合、発動できなかった場合、どのよう処理するか。


というやつです。それぞれのテキストは以下。
<希望皇ホープ>
①:自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
<次元幽閉>
相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を選択して発動できる。選択した攻撃モンスターをゲームから除外する。
これの正解は、
次元幽閉に対して希望皇ホープの効果はチェーンして発動することはできないため、
次元幽閉の効果でホープが除外される。
です。
これ、よ~く見ると公式データベースのQ&Aにそのまんま掲載されているので、
裁定を知らなくても答えがわかります。
(それなのによく確認していなくて間違えた私)
<以下、データベースの原文>
■『①』のモンスター効果は、自分または相手のモンスターが攻撃宣言を行った際に発動するかどうかを選び、次にその攻撃宣言時に発動する「次元幽閉」等の効果を発動するかどうかを選んで発動と処理を行います。(どちらの効果も発動する場合にはチェーンにて処理を行います。なお、「次元幽閉」等の発動にチェーンして、『①』のモンスター効果を発動する事はできません。)
では、これがなぜ発動できないのか。
単純に考えると、これは「~時、できる」の誘発効果なので、
次元幽閉の効果にチェーンできない。
となりそうです。
しかし、ここで疑問です。
じゃあ、なぜ聖なるバリアミラーフォースは他のカードの効果を発動したあとに、
チェーンできるのか。

<聖なるバリアーミラーフォースー>
①:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
自分のモンスターで攻撃宣言!→宣言時サイクロン!→ミラーフォース!→サイクロン!→ファイアフォース!とかできるんです。
ミラーフォースも「~時、できる」なのになんで!?
となりそうですが、遊戯王には「タイミングが残る」ものと「タイミングが残らない」ものがあります。
「タイミングが残らない」ものは、モンスターや魔法の効果が「発動」したときです。
その他の行為はだいたいタイミングが残ります。
魔法罠をセットしたとき、モンスターを召喚したとき、攻撃宣言したときなど。
これらのタイミングはチェーンを組んでいる間はその「タイミングが残り」ます。
モンスター召喚成功時に、成功時の効果を発動して、そこにサイクロンチェーンして、さらに落とし穴!とかできるのは、召喚した時というタイミングが残っているからです。
(おそらくルールブックには書いていないので、公式な解釈はわかりませんが)
さて、攻撃宣言時のタイミングも「残る」ものなので、そういう事情から、
いろんなカードをチェーンした後でもミラーフォースを発動する事ができます。
じゃあ、次元幽閉に対してホープを発動できないのはなぜ???
といよいよ混乱してきます。
ここで、おそらく関係してくるのがスペルスピードなのかな?と考えています。
最初に触れたように、ホープの効果は「モンスターの誘発効果」なので、スペルスピードは1です。
一方、次元幽閉は罠カードなのでスペルスピード2なので、それに対してスペルスピード1は
チェーンできない・・・からなのか??と解釈してみました。
しかし、この記事を書きながらふと思い出しました。
オルターガイスト・クンティエリさんです。

<オルターガイスト・クンティエリ>
①:自分フィールドに「オルターガイスト」カードが存在する場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。
この子、相手の攻撃宣言に反応する誘発効果=スペルスピード1です。
これも「~時、できる」なのですが、
攻撃宣言!→サイクロン!→プロコトル表にするだけ!→クンティエリ!
とチェーンできるそうです。
(KONAMIに確認しました)
さらに、手札にウィッチクラフト・ゴーレムアルルがあるとき、

<ウィッチクラフト。ゴーレムアルル>
①:このカードが手札に存在し、自分フィールドの魔法使い族モンスターが相手の効果の対象になった時、または相手モンスターの攻撃対象に選択された時、相手フィールドのカード1枚または自分の墓地の「ウィッチクラフト」魔法カード1枚を対象として発動できる。このカードを特殊召喚し、そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果はモンスターの効果を無効にするものではないですが、
「誘発即時効果」に分類されているので、クンティエリと同時に反応し、
任意の順番でチェーンを組んで発動できるそうです。
(これもKONAMIに確認しました)
つまり、スペルスピード2のゴーレムアルルの効果にチェーンしてスペルスピード1のクンティエリを発動できます。
※ちなみにですが、これまたややこしい話ですが、モンスターを特殊召喚する効果を含む誘発効果は同一チェーン上で発動することはできません。しかし、ゴーレムアルルは誘発即時効果なので、クンティエリとともに特殊召喚可能です。効果を無効にするわけでもないのにゴーレムアルルが誘発即時になっているのは、バウンス効果があるためです。これまたルールブックに記載がないですが、バウンスする効果は誘発即時に含まれていることが多いようです。
ここまできて、どういうことだってばよ・・・って感じですが、
次元幽閉にホープが発動できないことはどうやらスペルスピードが本質ではない?
という気もしてきました。
大きな違いは、公開領域か非公開領域か、というところになりそうです。
クンティエリ、マルチフェイカーの例から、
「~場合、できる」「~時、できる」の差は関係なさそうです。
フィールドにいる公開情報となっていホープはスペルスピード1なので、
次元幽閉にチェーンできない。
しかし、手札にあるマルチフェイカーとクンティエリは、
共にスペルスピード1であるが、非公開領域にあるため、
あたかもスペルスピード2のように発動できる。
という解釈で個人的には落ち着いたのですが、
この辺に詳しい方がいらっしゃいましたら是非教えていただきたいです。
おそらく、ここの違いをKONAMIに問い合わせても、
「カードが違います」とかそういう系の回答になるので。
ではでは~。
相変わらずの猛暑で外に出るのが嫌すぎるらいふです。
現在実施されている全国統一OCG検定の検定は受けたでしょうか。
ルールのおさらいも兼ねて、受けてみてもいいかもしれません。
さて。
私の成績は、基礎問題は全問正解。応用問題は1問だけ不正解。
という感じでした。
自分の回答の正誤を確認することはできないのですが、
間違えた問題はおそらくこれだろうという見当はついており、
それの正しい回答はわかったのですが、
・・・・・・なんで???となりました。
友人とも相談していたのですが、
たぶんこうなんじゃない?というひとつの解釈が得られました。
その中でひとつのキーワードになったのが「スペルスピード」だったので、
今回はそんなお話。
(前置きが長くなりましたすみません)
■スペルスピード
遊戯王のルールをちゃんと覚えようとすると、
必ず遭遇する単語です。
カードの発動にチェーンできるのは、スペルスピードがそれ以上でなければいけないというやつ。
定義?的には、
スペルスピード:全ての発動する効果にはスペルスピードが設定され、そのカードがどの効果にチェーンして発動できるのかが決められている。
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
基礎っちゃ基礎ですが、普段あまり意識せず、実際のカードで覚えてますよね。
「速攻魔法ならチェーンできる」「罠ならチェーンできる」
「手札誘発はチェーンできる」「無効にするモンスター効果はチェーンできる」
「カウンター罠にはカウンターしかチェーンできない」的な。
実際に、それぞれのスペルスピードを答えることはできるでしょうか。
スペルスピード1
・通常魔法 ・装備魔法 ・フィールド魔法 ・永続魔法
・儀式魔法 ・ペンデュラム効果 ・誘発即時以外のモンスター効果
スペルスピード2
・速攻魔法 ・通常罠 ・永続罠 ・モンスターの誘発即時効果
スペルスピード3
・カウンター罠
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
となっています。
(ちなみにですが、墓地で除外して発動する魔法カードの効果は、たとえ速攻魔法だろうとスペルスピードは1だそうです。罠カードの場合は2ですが。なんかこれも不思議)
この中でよくわかんねーな!??
ってなるのはやはり、モンスターの誘発効果と誘発即時効果の違いです。
誘発効果:その効果に記載された特定のタイミングで発動する効果は誘発効果である
誘発即時効果:特定のタイミングであれば相手ターンでも優先権を得ている時に発動できる効果は誘発即時効果である。
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
まぁ~~~これだけだとぶっちゃけよくわからんです。笑
誘発即時効果に関して続きがあります。
誘発即時効果に分類される効果は、基本的に以下のものである。
・『この効果は相手ターンでも発動できる。』など、相手のターンで任意に発動できる効果
・カードの発動や効果の発動を無効にする効果
-遊戯王オフィシャルカードゲームパーフェクトルールブック2020より
この補足が入ると、これは誘発効果だな、とか、誘発即時効果だなと判別できるヒントになります。
が、基本的にはカードデータベースで確認しましょう。
さて、基本的なルールの確認ができたところで、誘発効果について思い返すと。
誘発効果なのになんかスペルスピード2のように扱うカードが存在します。
例えば、オルターガイスト・マルチフェイカー。

私の大好きなカードの一つです。
この中の、
①:自分が罠カードを発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
の効果はカードデータベースにもあるように、「誘発効果」です。
しかし、発動するタイミングはカードの効果処理後ですね。
(神の宣告等を発動し、無効破壊の処理をした直後)
処理後のタイミングでは、クイックエフェクト=スペルスピード2以上のカードしか発動できないのですが、マルチフェイカーは効果を発動できます。
誘発効果なのでスペルスピードは1なのに。。。
しかもそれだけじゃないんです。
以前に疑問に思ってKONAMIに確認したことがあるのですが、
罠カードを発動して、その処理後のタイミングで、
サイクロン→サイクロン→サイクロン→マルチフェイカー
とチェーンして発動することもできるそうです。
スペルスピード的には意味不明な感じですが、KONAMIの回答いわく、
「そういうカードだから」だそうです。
ということで、こういうカードの誘発効果は、
なんだか不思議だな~とか、腑に落ちない裁定であることがあります。
そういうカードを使用する場合は、裁定は確認しておきたいものです。
※ここからは夏のOCG検定の問題のネタバレを含みます。
受験するつもりで、未受検の人はブラウザバック推奨。
先に問題に挑戦してみましょう!
さて、スペルスピードと誘発効果について確認した上で話を戻しますと、
OCG検定で出た問題の話です。
もちろん詳細な文章は覚えていないのですが、
自分フィールドに希望皇ホープが存在しており、
自分のホープが攻撃宣言をした。
ここで、自分は宣言時に何も発動しなかったので、
相手は次元幽閉を発動した。
これに対して、希望皇ホープ攻撃無効効果は発動できるか、
また発動できた場合、発動できなかった場合、どのよう処理するか。


というやつです。それぞれのテキストは以下。
<希望皇ホープ>
①:自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
<次元幽閉>
相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を選択して発動できる。選択した攻撃モンスターをゲームから除外する。
これの正解は、
次元幽閉に対して希望皇ホープの効果はチェーンして発動することはできないため、
次元幽閉の効果でホープが除外される。
です。
これ、よ~く見ると公式データベースのQ&Aにそのまんま掲載されているので、
裁定を知らなくても答えがわかります。
(それなのによく確認していなくて間違えた私)
<以下、データベースの原文>
■『①』のモンスター効果は、自分または相手のモンスターが攻撃宣言を行った際に発動するかどうかを選び、次にその攻撃宣言時に発動する「次元幽閉」等の効果を発動するかどうかを選んで発動と処理を行います。(どちらの効果も発動する場合にはチェーンにて処理を行います。なお、「次元幽閉」等の発動にチェーンして、『①』のモンスター効果を発動する事はできません。)
では、これがなぜ発動できないのか。
単純に考えると、これは「~時、できる」の誘発効果なので、
次元幽閉の効果にチェーンできない。
となりそうです。
しかし、ここで疑問です。
じゃあ、なぜ聖なるバリアミラーフォースは他のカードの効果を発動したあとに、
チェーンできるのか。

<聖なるバリアーミラーフォースー>
①:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。
自分のモンスターで攻撃宣言!→宣言時サイクロン!→ミラーフォース!→サイクロン!→ファイアフォース!とかできるんです。
ミラーフォースも「~時、できる」なのになんで!?
となりそうですが、遊戯王には「タイミングが残る」ものと「タイミングが残らない」ものがあります。
「タイミングが残らない」ものは、モンスターや魔法の効果が「発動」したときです。
その他の行為はだいたいタイミングが残ります。
魔法罠をセットしたとき、モンスターを召喚したとき、攻撃宣言したときなど。
これらのタイミングはチェーンを組んでいる間はその「タイミングが残り」ます。
モンスター召喚成功時に、成功時の効果を発動して、そこにサイクロンチェーンして、さらに落とし穴!とかできるのは、召喚した時というタイミングが残っているからです。
(おそらくルールブックには書いていないので、公式な解釈はわかりませんが)
さて、攻撃宣言時のタイミングも「残る」ものなので、そういう事情から、
いろんなカードをチェーンした後でもミラーフォースを発動する事ができます。
じゃあ、次元幽閉に対してホープを発動できないのはなぜ???
といよいよ混乱してきます。
ここで、おそらく関係してくるのがスペルスピードなのかな?と考えています。
最初に触れたように、ホープの効果は「モンスターの誘発効果」なので、スペルスピードは1です。
一方、次元幽閉は罠カードなのでスペルスピード2なので、それに対してスペルスピード1は
チェーンできない・・・からなのか??と解釈してみました。
しかし、この記事を書きながらふと思い出しました。
オルターガイスト・クンティエリさんです。

<オルターガイスト・クンティエリ>
①:自分フィールドに「オルターガイスト」カードが存在する場合、相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その攻撃を無効にする。
この子、相手の攻撃宣言に反応する誘発効果=スペルスピード1です。
これも「~時、できる」なのですが、
攻撃宣言!→サイクロン!→プロコトル表にするだけ!→クンティエリ!
とチェーンできるそうです。
(KONAMIに確認しました)
さらに、手札にウィッチクラフト・ゴーレムアルルがあるとき、

<ウィッチクラフト。ゴーレムアルル>
①:このカードが手札に存在し、自分フィールドの魔法使い族モンスターが相手の効果の対象になった時、または相手モンスターの攻撃対象に選択された時、相手フィールドのカード1枚または自分の墓地の「ウィッチクラフト」魔法カード1枚を対象として発動できる。このカードを特殊召喚し、そのカードを持ち主の手札に戻す。
この効果はモンスターの効果を無効にするものではないですが、
「誘発即時効果」に分類されているので、クンティエリと同時に反応し、
任意の順番でチェーンを組んで発動できるそうです。
(これもKONAMIに確認しました)
つまり、スペルスピード2のゴーレムアルルの効果にチェーンしてスペルスピード1のクンティエリを発動できます。
※ちなみにですが、これまたややこしい話ですが、モンスターを特殊召喚する効果を含む誘発効果は同一チェーン上で発動することはできません。しかし、ゴーレムアルルは誘発即時効果なので、クンティエリとともに特殊召喚可能です。効果を無効にするわけでもないのにゴーレムアルルが誘発即時になっているのは、バウンス効果があるためです。これまたルールブックに記載がないですが、バウンスする効果は誘発即時に含まれていることが多いようです。
ここまできて、どういうことだってばよ・・・って感じですが、
次元幽閉にホープが発動できないことはどうやらスペルスピードが本質ではない?
という気もしてきました。
大きな違いは、公開領域か非公開領域か、というところになりそうです。
クンティエリ、マルチフェイカーの例から、
「~場合、できる」「~時、できる」の差は関係なさそうです。
フィールドにいる公開情報となっていホープはスペルスピード1なので、
次元幽閉にチェーンできない。
しかし、手札にあるマルチフェイカーとクンティエリは、
共にスペルスピード1であるが、非公開領域にあるため、
あたかもスペルスピード2のように発動できる。
という解釈で個人的には落ち着いたのですが、
この辺に詳しい方がいらっしゃいましたら是非教えていただきたいです。
おそらく、ここの違いをKONAMIに問い合わせても、
「カードが違います」とかそういう系の回答になるので。
ではでは~。
コメント
コメント一覧 (10)
それ以前はまず誘発効果の確認してからスペルスピード2以上のチェーン確認という順番でした
それと速攻魔法の墓地効果のスペルスピードが1になったのは最近の話ですね
以前は墓地でも速攻魔法の効果はスペルスピード2だったのでリンクスと挙動が違うのが気になってたのを覚えてます
恐らく墓地では特に書かれてなければカードの種類しか見ないのでしょう
解説ありがとうございます。
今回の裁定が納得できました!
(誘発効果のトリガー)→(誘発効果の発動タイミング)→スペルスピード2以上の効果を発動タイミング
みたいな感じです。
ウィキの誘発効果、同時に複数のカードが発動した場合、優先権のページの優先権とは無関係に発動する例についてなどが詳しいので
興味があればどうぞ
長文に付き、以下分割させてコメントを投稿させて頂きます。
1 / 3
おそらく、同時に複数のカードが発動条件を満たした場合の発動順序を理解しておられないのだと思います。
その様な場合には。以下の順序で発動していく事になります。
1. ターンプレイヤーの必ず発動する効果
2.非ターンプレイヤーの必ず発動する効果
↓
3. ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
4.非ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
↓
5.優先権があるプレイヤーの公開情報でない、任意で発動できる効果
(以下 5 の繰り返し)
今回(攻撃宣言時)の場合、フィールドに表側表示で存在する「No.39 希望皇ホープ」の発動タイミングは上記3ですが、
セットされている「次元幽閉」の発動タイミングは 5 に当たります。
この発動順序は遡る事ができず、3 のタイミングで発動しない事を選択した以上、4 以降のタイミングでは発動できない事になります。
文中でもある「サイクロン」や「オルターガイスト・マルチフェイカー」の例についても、いずれもタイミングは 5 ですので、チェーンする事が可能となっている訳です。
> 効果を無効にするわけでもないのにゴーレムアルルが誘発即時になっているのは、バウンス効果があるためです。
> これまたルールブックに記載がないですが、バウンスする効果は誘発即時に含まれていることが多いようです。
こちらも誘発即時効果の考えが把握できておられないのだと思います。
誘発即時効果は大別して、以下の効果に分類できます。
1.いつでも発動できる効果
2.何らかの効果にチェーンして発動する効果
上記 2 について最も分りやすいのが『発動または発動した効果を無効にする効果』ですが、この様な効果は ”無効にしたい効果にチェーンする必要がある” 為に誘発即時効果となっています。
「ウィッチクラフトゴーレム・アルル」の場合も、発動条件に『自分フィールドの魔法使い族モンスターが相手の効果の対象になった時』とあり、これは ”魔法使い族モンスターを対象にした相手の効果にチェーンする必要がある” ので誘発即時効果となっている訳です。
(もし攻撃宣言時にしか発動できなかったとしたら、「オルターガイスト・クンティエリ」同様に誘発効果でした)
ここで重要になってくるのが、テキストにおける『~~時、発動する or できる』『~~場合に発動する or できる』の部分です。
前者の『時』であれば、その効果はトリガーとなった効果に直接チェーンする必要がある為に誘発即時効果です。
(「バージェストマ」では明文化しており、『罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる』と書かれているので分りやすいかと思います)
一方、『場合』ではチェーンするのでは無く、一連のチェーンブロックが終わってから、改めて発動する事になります。
(「オルターガイスト・マルチフェイカー」は罠カードにチェーンするのでは無く、罠カードの発動後に改めて発動する効果なのはご存知かと思います)
この様に、『時』『場合』は条件を満たした後の発動タイミングによって使い分けられています。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=13924
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=13909
補足ですが、もう一種類、『度に』と言うテキストもございます。
こちらも発動タイミングは『場合』同様に,トリガーとなったチェーンブロックの処理後に改めてチェーンブロックを作って発動します。
『場合』と何が違うかですが、(10期以降のテキストでは)一連のチェーンブロック中に複数回発動条件を満たした場合の処理が異なります。
場合:何回発動条件を満たしても処理後に 1 度だけ発動
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=17790
度に:発動条件を満たした数だけ発動
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=22508
> 1.
> それと速攻魔法の墓地効果のスペルスピードが1になったのは最近の話ですね
> 以前は墓地でも速攻魔法の効果はスペルスピード2だったのでリンクスと挙動が違うのが気になってたのを覚えてます
↑の様なコメントがございますが、こちらは以前からスペルスピード1です。
少なくとも2008年~2009年頃の「剣闘獣の底力」でも、当初からスペルスピードは1でした。
カードデータベース上においても、以前よりスペルスピード1である事が明記されております。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=4&cid=8051
加えて、カウンター罠の墓地で発動する効果はスペルスピード2です。
https://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=16657
基本的に墓地で発動する効果は、魔法カード⇒スペルスピード1、罠カード⇒スペルスピード2となります。
以上、長文失礼致しました。
沈黙の剣はスペルスピード2でしたよ
Q&Aに記載されてましたね
ってなるから全部統一したんでしょうね…
1. ターンプレイヤーの必ず発動する効果
2.非ターンプレイヤーの必ず発動する効果
↓
3. ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
4.非ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
↓
5.優先権があるプレイヤーの公開情報でない、任意で発動できる効果
(以下 5 の繰り返し)
こちらは、あくまでも『同時に複数のカードが発動条件を満たした場合』の発動順序となります。
(『攻撃宣言時』『墓地に送られた』等を発動条件とするカードが複数あった場合)
それ以外の発動条件を持つカードや、そもそも発動条件が無いカードの発動できるタイミングは、上記の 5 にあたります。
(逆に、これらのカードは 1 ~ 4 のタイミングでは発動を行えません)
つまり、実際のデュエルでが以下の様な流れで発動順序が決定します。
1. ターンプレイヤーの必ず発動する効果
2.非ターンプレイヤーの必ず発動する効果
↓
3. ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
4.非ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
↓
5.優先権があるプレイヤーの公開情報でない、任意で発動できる効果
&それ以外(『効果が発動した時』等)の発動条件を持つ効果
&発動条件が無い効果
(以下 5 の繰り返し)
自分フィールドに「No.39 希望皇ホープ」と「ドラゴンメイド・シュトラール」が存在し、
相手フィールドに「リンクリボー」とセットされた「次元幽閉」が存在する状態で、
「No.39 希望皇ホープ」の攻撃宣言時
①
上記 1・2 に該当するカードが無いので省略
②
『攻撃宣言時』の発動条件を持つカードの内、
3.ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
に該当する「ホープ」の効果を発動するか決定
③
『攻撃宣言時』の発動条件を持つカードの内、
4.非ターンプレイヤーの公開情報の内、任意で発動できる効果
に該当する「リンクリボー」の効果を発動するか決定
(このタイミングでは「次元幽閉」は発動できない)
④
「リンクリボー」を発動しないと決めた場合のみ、
(最後に効果を発動したのが自分で優先権が相手にある為)
相手は発動タイミング 5 「次元幽閉」を発動可能
⑤
「リンクリボー」または「次元幽閉」が発動された場合、優先権が自分に移る
「ドラゴンメイド・シュトラール」も発動タイミング 5 なので、発動可能
⑥
優先権が相手に移る
上記④で「次元幽閉」を発動していなければ発動可能
(このタイミングでは「リンクリボー」は発動できない)
…
…
と言った流れになります。