こんにちは(●''∇'')ハロー♪   トレカ天気ライターのにょりこです。


今回は遊戯王においてかなりややこしいバトルフェイズについてでございます。


長くなるかもしれませんが最後までお付き合いしていただければとても嬉しく思いましたが、長くなりすぎたのでダメステはダメステ1つの記事にさせていただきます。m(_ _)m

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目次

・スタートステップ
・バトルステップ
・エンドステップ
・最後に




・スタートステップ


バトルフェイズとはこのような流れで進行していきます。

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スタートステップとはこの最初のステップであり、「バトルフェイズに入ります。」と宣言する、言わば「バトルフェイズ開始時」となります。
しかし、「メインフェイズ開始時」と違う点として、「バトルフェイズ開始時に発動できる効果をチェーンを組まずに1つずつ発動する。」が挙げられます。

「メインフェイズ開始時」の場合は、カードをプレイし、そのチェーンが処理された時点でタイミングは過ぎ去ります。
ですが、「バトルフェイズ開始時」の場合は、 =スタートステップ を指すので、スタートステップ中に任意の順で発動することができます。


ただし例外として「発動しない効果」の場合は、スタートステップの開始時時点を参照とします。

例えば、"ユニオン・アタック"の場合だと

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スタートステップの開始時時点を参照とするので、スタートステップに"ユニオン・アタック"の効果が適用されます。
その適用後にクイックエフェクトのタイミングとなるので、スタートステップで先に"戦線復帰"などでモンスター数を増やすといったことはできません。

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"ローズ・テンタクルス"なども同様で、スタートステップ開始時時点を参照とするのでバトルフェイズに入った時点で相手場に植物族モンスターが存在しない場合は効果が適用されません。

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・バトルステップ


バトルステップとは大まかには「攻撃宣言を行うタイミング」という認識をしていただければと思います。

バトルステップにおいて勘違いをしている方をたまに見かけるのでその辺を説明しようと思います。



1.攻撃宣言時は1度しか来ない


言葉のとおりで「攻撃宣言時」というタイミングは1度しか来ません。

なので、

相手モンスターの攻撃宣言時に"魔法の筒"を発動しました。
その効果にチェーンして相手が"創聖魔導王 エンディミオン"の①の効果を発動しました。
その効果処理後に"魔法の筒"を発動しました。

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実はこの流れを起こすことはできません。

1枚目の"魔法の筒"の効果処理を終えた時点で「攻撃宣言時」というタイミングが終わっています。

そのため「攻撃宣言時」を条件に持つ"魔法の筒"の2枚目を効果処理後に発動することはできません。

逆に言えば「攻撃宣言時」にチェーンブロックを組めば、そのチェーン上の効果は全て「攻撃宣言時」のタイミングとなります。
そのため上記の場合だと、チェーン1"魔法の筒"、チェーン2"創聖魔導王 エンディミオン"、チェーン3"魔法の筒"と、チェーンを組み発動することができます。
条件を満たしていれば「攻撃宣言時」を条件に持つカードを複数枚同一チェーンで発動することができます。



2.攻撃の再選択


攻撃宣言時に相手モンスターの数が増減した場合、「攻撃対象を選び直す」というタイミングが発生します。
このタイミングで攻撃対象の変更を行うことができますが、再度攻撃宣言を行うわけではありません。


例えば、"青眼の白龍"が"ブラック・マジシャン"に対して攻撃宣言を行った攻撃宣言時に、相手が"戦線復帰"で墓地から"真紅眼の黒竜"を特殊召喚しました。

この場合、"青眼の白龍"は"ブラック・マジシャン"か"真紅眼の黒竜"のどちらに攻撃するのか選び直すことができます。

しかし攻撃宣言は終了しているため"魔法の筒"のような攻撃宣言時を条件とするカードを発動することはできません。

そして攻撃対象の再選択をする際にも、クイックエフェクトのタイミングが存在するため同様に"戦線復帰"などを発動することができます。



そして最近出てきたこの可愛い子たち

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メルフィーモンスターは共通効果で、「相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合、またはこのカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された場合に発動できる。」を条件とする効果を持っています。

これは攻撃宣言時の条件と違い、攻撃対象がこのカードへ再選択された場合にも発動することができます。


まとめると、攻撃対象の再選択時は


攻撃宣言時」を条件とするカード→発動不可

攻撃対象になった場合」を条件とするカード→発動可

発動条件を満たしているフリーチェーンのカード→発動可


となります。



3.攻撃宣言前に効果発動可


ターンプレイヤーはモンスターで攻撃宣言を行う前にカードの効果を発動することができます。
しかし、非ターンプレイヤーはできません。

ターンプレイヤーがバトルステップの開始時に発動した効果にチェーンして発動、又はその効果の効果処理後、そして攻撃宣言時に発動することができ、ターンプレイヤーが効果の発動をしなかったからと言って優先権が移るわけではなく、効果の発動をしなかった場合はそのままモンスターの攻撃宣言となります。

ターンプレイヤーが効果の発動も攻撃宣言も行わない場合は、優先権が非ターンプレイヤーに移りバトルステップ中に効果の発動を行うことができます。
ここで非ターンプレイヤーが効果の発動を行なった場合はターンプレイヤーは再び効果の発動、もしくはモンスターの攻撃宣言を行うことができます。
しかし、非ターンプレイヤーも効果の発動を行わず、優先権を放棄した場合はそのままエンドステップへ移行となります。


エンドステップではなくバトルステップにわざわざカードを発動する意味はあるのか??


例えば、相手の場に"青眼の白龍"が1体と"トラップトリック"の効果によりセットされた"拮抗勝負"が存在し、自分の場に"ブラック・マジシャン"が3体とセット状態の"トラップトリック"と"収縮"が存在している相手のバトルフェイズです。

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相手の"青眼の白龍"の攻撃宣言時に"収縮"を発動し、"青眼の白龍"を返り討ちにしました。

これで相手の場には見えている"拮抗勝負"のみとなりました。

このままバトルフェイズを終了すると相手の"拮抗勝負"により盤面が吹き飛ばされてしまいます。
相手が優先権を持っているため自分が先に"トラップトリック"を発動することはできませんし、チェーンして発動しても間に合いません。

しかし、"拮抗勝負"はバトルステップでは発動できません。
なので、バトルステップにこちらが"トラップトリック"を発動し、"おジャマトリオ"をセットします。

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これにより相手が"拮抗勝負"を発動しても、チェーンして"おジャマトリオ"を発動することによって、相手場にトークンが3体特殊召喚され盤面が4枚になり、自分場も"ブラック・マジシャン"が3体と発動済みの"おジャマトリオ"の4枚となり吹き飛ばされずに済みます。


限定的ですが小技として覚えておいて損はないと思います。




・エンドステップ


エンドステップとは =バトルフェイズ終了時 のことです。

なので、「バトルフェイズ終了時」に発動できる効果はこのタイミングで発動することになります。
複数枚ある場合はチェーンを組まずに1つずつ発動します。

そしてもちろんのことフリーチェーンでカードを発動することもできます。


バトルフェイズ中に適用される効果はエンドステップのお互いのすべてのカードの処理が終わるタイミングまで適用されるので、効果適用後にカードの発動を行なったりすることはできません。

例えば、"ミラージュ・ドラゴン"が場に存在する場合、"魔法の筒"はもちろんのこと"拮抗勝負"も発動することはできません。

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バトルフェイズを終了させる効果を持つカードたちの効果はエンドステップに移行する効果として処理します。
なので強制的にメインフェイズ2へ移行するわけではなく、バトルフェイズに発動できる効果を発動することができます。

例えば、相手の"青眼の白龍"の直接攻撃宣言時に手札の"バトルフェーダー"の効果を発動しました。
"バトルフェーダー"の効果によりエンドステップへ移行しましたが、エンドステップはバトルフェイズなので自分は"マジカルシルクハット"を発動することができます。

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もちろん"バトルフェーダー"によりエンドステップへ移行した後に"拮抗勝負"を発動することも可能です。

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・最後に


バトルフェイズの各ステップは省略しがちで、なあなあになってる方も多いと思います。
知っていることで相手の妨害をケアしたり、相手の妨害をすることができます。

各ステップにのみ発動することができるカードもあるのでルールミス等も減ったりするかもしれません。

かなり長くなってしまい読みづらかったかもしれませんが、少しでもタメになればと思います。(「・ω・)「


今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。m(_ _)m