最近私はダイノルフィアギミックを出張させたエクソシスターデッキを使用して大会に出るようになりました。
先日公認大会の結果とデッキレシピを載せたツイートをしたところ、かなりの反響をいただきましたので、今回紹介記事を書くことにしました。
私自身エクソシスターを使い始めてからまだ日が浅く、日々調整や環境の研究をしているというわけでもないので、的外れなことを書いているかもしれません。あくまで参考程度にしてもらえたらと思います。
今使用している構築はこちらです↓

純エクソシスターであればステラやエクソシスター魔法罠、手札誘発や三戦の才などの汎用カードが入っている枠にテリジアとフレンジーを入れている形です。
今回はエクソシスターやダイノルフィア自体の説明は省略し、ダイノルフィアギミックを入れることのメリット、デメリットについて書いていこうと思います。
メリット
1.先攻時の制圧力が上がる
当然ですがこれがダイノルフィアを採用する主な理由です。一番強い組み合わせであるマルファ+テリジアによって生まれる盤面はこのようになります↓

マルファとエリスを出してテリジア召喚でフレンジーをセットし、エリスとテリジアでミカエリス。相手ターンにフレンジーを開きケントレギナからレクスターム。さらにケントレギナが墓地のフレンジーを除外して効果を発動するため、それに反応してマルファが変身。
もしくはニビルをケアしないなら(フレンジーあるし撃たれてもいいやの考え)エリスとテリジアでカスピテルを出して2枚目のエリスをサーチし、エリスとマルファでミカエリスを出すとマニフィカリタニアフレンジーまで行くことも出来ます。
展開デッキさながらのパワーですね。

純エクソシスターの最大盤面であるマニフィカ+リタニアの構えは強力ではありますがニビルを踏んでしまいます。純エクソシスターにおいてマニフィカに向かう途中でニビルを踏むというのはゲームエンド級の一撃であり、最近はメインにニビルを積んでいるデッキも少なくないため、マニフィカまで行かないとキツい場面以外では必ずケアしなければならないと考えています。
しかしそうなるとミカエリス+エクソシスター魔法罠+手札誘発みたいな感じでターンを返すことが多くなり、正直物足りなさを感じていました。
そんな中少ない出張パーツで制圧力を底上げでき、噛み合いすらあるこのギミックに魅力を感じ、採用することにしました。
2,サイチェン後の先攻で勝ちやすくなる
これも上記と似た内容にはなりますが、エクソシスターを使っている中でサイチェン後の先攻の勝ちにくさが気になっていました。一番強い構えであるマニフィカ+リタニアの盤面でもサイチェン後だと全く信用出来ないと感じています。
流行りのサイドカードであるアルテミットスレイやサンダーボルト、マニフィカまで行けなかったときに食らう羽根箒やライトニングストームであっさり0妨害になってしまうことも多く、わりと簡単に捲られてしまいます。
こちらも先攻用のサイドカードを積むことにはなるのですが、御前試合や虚無空間などの永続罠では羽根ライストに巻き込まれ、それらに対応出来る次元障壁やアーティファクトはこちらもエクシーズで妨害するためスプライト対面では使いにかったり、デスサイズが邪魔で返しのターンにワンキルやリタニアで蓋をする選択肢が取りにくかったりと使用感が悪かったです。
しかしフレンジーは好きなタイミングで開くことが出来るため、これらの問題をある程度解消してくれています。妨害が分散するおかげで1発で沈みにくくなり、返しのターンにワンキルするだけの十分な打点も兼ね備えています。
相手はレクスタームとエクソシスターの両方に対応しなければならないため、求められるハンドの要求値はかなり高くなります。
これに合わせて先攻用のサイドカードを投入することで、サイチェン後の先攻の勝率を高めることが出来ます。

3.手札誘発の貫通力が上がる
エクソシスターとダイノルフィアの両方を起動出来るハンドであれば、1枚の手札誘発ではどちらかしか止めることが出来ません。特にフレンジーの素引きが強く、エクソシスターがうららを貰いやすいのでフレンジーの通りがいいです。
増Gを受けても1〜2枚のドローに抑えることができ、上記のようにニビルをケアしても十分強力な盤面を敷けます。
4.1枚初動を増やせる
エクソシスターはマルファ以外は何かしらの組み合わせでないと動けないですが、テリジア、フレンジーは1枚で強力なモンスターを呼び出せますので所謂1枚初動にカウント出来ます。マルファ、パークス、テリジア、フレンジー、金満で謙虚な壺(6枚めくればどれかは出るやろ)の計14枚の1枚初動となり、安定感を高めることが出来ます。

デメリット
1.手札で被ると弱い
メリットのところで手札の質を上げられる的なことを書いていますが、毎回そう上手くいくとは限りません。出張ギミックですので基本的にダイノルフィアを使うのは1回限りになり、手札で被るとその数だけ損失になります。特にテリジアが被るとキツく、フレンジーの性質上ケントレギナを挟むことが出来なくなり、その場合マルファの変身効果を能動的に発動することも出来なくなります。
また、ソフィアとテリジアの召喚権被りも発生します。
エクソシスターはハンド1枚の比重が重いテーマであると考えていますので、腐るカードが出てしまうのは中々辛いです。
2.ダイノルフィアがエクソシスターの邪魔になる場合がある
マルファ、リタニアに制約がある以上必ず発生する現象です。特に初手でダイノルフィアでしか動けなかった時に起きがちです。一度レクスタームを着地させてしまうとその後にエクソシスターを展開する難易度が上がり、リタニアも撃てなくなります。レクスタームを出した以上は解決札を引かれる前に早期決着を狙いたいのですが、後続が展開出来ずグダり始めることがあります。
そもそもレクスターム出してなきゃ早々に負けてた的な場面もあるので何とも言えないかもしれませんが、純構築では起こり得ない現象にストレスを感じる場合もあるかと思います。

3.ライフの管理がシビア
ダイノルフィアを使うと物凄い勢いでライフが減っていきます。そうなると問題になるのがライフを800払って発動するエクソシスター魔法罠が使えなくなることです。環境デッキであるスプライト、ティアラメンツ、エルドリッチ、エクソシスターはいずれもメインギミック内にレクスタームを処理出来るカードがあり、フレンジーを通したからといって過信は出来ません。
盤面を崩されて勝負がもつれた際にエクソシスター魔法罠が使えないとかなり厳しくなります。
また、純ダイノルフィアデッキと違ってダメージから身を守る手段がないため、不意の一撃で死ぬ可能性があります。

4.先攻に寄った構築になる
じゃんけんに負けて後攻になるとダイノルフィアのテンポの遅さが気になる場合があります。手札誘発はしっかり入っているとはいえ、デメリットで挙げた手札での被りもより起きやすくなり、メインの後攻は少し戦いにくいかもしれません。後攻サイチェンでは基本的にダイノルフィアギミックはぶっこ抜きます。
総評
好みによる()絶対に入れた方がいいとは思っていません。
弱点をカバーしてはいるけども、逆に強みを消しているとも言えます。
私はずっとパワータイプのデッキを使ってきた展開系信者なので非常に性に合っていますが、そもそもエクソシスターはそういうことをするデッキではないと思いますので、採用するかどうかは本当に好みによるとしか言えません。
エクソシスターに物足りなさを感じている人にはいいかもしれません。
色々と書きましたが、一番重要なのはテリジアは女の子なのでエクソシスターの百合の世界に混ぜても問題ないということです。

ゾロア採用を許すな(過激派)
今回はこの辺で
ではまた✋